サッカーワールドカップの日本代表が惜負してしまいましたね。
世界の強豪国と渡り合った試合ぶりに感銘を覚えつつ、終わってしまった快進撃に落胆し、あと一歩の惜負には応援する側まで喪失感で一杯になってしまいました。
視聴率は60%を超えたそうで、まさに全国民が注目の世紀の大一番でした。
大会の開会前までは、岡田監督に批判が集中し、悲観的を通り越して、自虐的とまで言えそうな惨敗予想が新聞やテレビに並んでいましたが、いざ開幕して日本代表チームが活躍すると、手のひらを返したように賛辞を贈る変わりよう....
代表チームと岡田監督を礼賛し、美談を祭り上げる番組が異様なまでに横並びにあんる様は、改めて新聞、テレビの節操の無さにあきれてしまいました。
しかし、ひたむきに走り続けて歴史的な戦果を残した今回の日本代表の活躍は、誰しもが心洗われる思いだったのではないでしょうか。チームの格付けでは、出場国の殆どが各上で、他国から見ると日本代表との試合は楽勝カードと見るのが常識でした。さらに個々人のサッカーテクニックでも、他国のとくに南米の選手にはかなわないことが明白。まさに順当な全敗での予選敗退を誰もが予想したのも無理の無い話しだったのです。
しかし、「岡田監督のギリギリの戦術変更」と「選手の団結とチームワーク」による結束で、くだんの快進撃と歴史的な結果が実現されたのでした。
勝てば官軍とはよく言ったものですが、過程や理論よりも結果が必要な場面での岡田監督の現実的な選択には敬服するばかりです。
次回のワールドカップに期待する声が早くも出ていますが、アジア各国でも経済向上と比例してスポーツ振興が盛んになってきています。中国を筆頭にその他の新興国、産油国もスポーツ事業に資金を費やして、チーム強化に余念がありません。
ワールドカップの出場権を執るためのアジア予選突破さえも簡単ではないのが実情です。
日本の資本力が世界を席捲したのは、もう昔話ですが、スポーツ振興は、ワールドカップのような大きな大会の事前3,4年だけでなく、10年, 20年後を見据えた投資事業であると言えます。
選手個人の才能とチームワームだけを頼りに、さらなる成績向上を強いるのは酷というものです。現実を見据えつつ、次回の雪辱を期するための"しっかりした準備"が必要です。
経営悪化するサッカーJリーグの助成、ジュニア育成の強化、海外コーチの招聘、国内指導者のレベルアップetc課題と難問と資金需要は山積です。しかし、今回の日本代表のワールドカップ16強=決勝トーナメント進出は、これらの難問解決の一助となるでしょう。
ますは、選手、監督、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
そして素晴らしい試合をありがとう!!
まずは休息し、それぞれのチームでのさらなる活躍を期待しています。
βグルカン本舗
くすし 拝